朝メンテで試行錯誤
引き続き、先日交換したばかりのオイルシールからの「オイル漏れ」に悩むフロントフォーク。
とりあえず、原因として考えられる事をあげてみる。
その1:オイルシールに傷?
ご近所 yochiさんからご指摘いただいたのは、オイルシールは本来インナーチューブをアウターチューブに組み込んでから、専用工具(ドーナツ状の)で打ち込むモノだから、アウターだけの状態で先にオイルシールを打ち込んだため、インナーチューブ挿入時にオイルシールに傷がついたのでは、というもの。今までのオイルシール打ち込みは、全て後者(アウターのみで打ち込み)しており問題が起きた事は無かった。整備書もその方法を指示してある。が、確かにオイルシール打ち込み用の特殊工具というのがあって、なるほど本来こうするのね、と学習するmoto。併せて、シールのオイル漬けを省いたのでその所為もあるかも。
その2:メッキ摩耗?
前回の記事で書いたように、インナーチューブのメッキが摩耗限界を越していて、オイルシールの間がクリアランス大になっているために、オイルが漏れてくる可能性。目視では確かにインナーチューブ摩擦部分に摩耗痕が目立ちます。しかしオイルが漏れるほどなのかどうかは、motoには判断つかず。
その3:歪み?
インナーチューブそのものに歪みが出ていて、フォークのストローク運動によってオイルシール間に隙間が生じてオイル漏れしている可能性。
インナーチューブが経年、使用で歪むのはよく聞く話。専用測定器で測らないと目視では発見できないいものだが、曲がり修正をして再生できる。
その4:組み付けテンション?
前回フォークを分解しスプリングを変え、改めて組み付ける際に、フォークを組み上げてホイールを戻して、各部ボルト類を規定トルクで締め込んだ。勿論、センタースタンドで立っている状態で。つまりフロントは浮いている状態。その後、センスタをおろして しばらく走行すれば、組み付け時とは異なる荷重がフロント回りにかかる。組み付け時に全てを固定したので、そのリジット状態によってフォークにテンションがかかり、部品同士が馴染む事を妨げている。そのため、フロント荷重がかかっている状態ではフォークに無理なテンションがありストレートなストロークをできていない、可能性。いわゆる組み付け時の「馴染ませ」を怠ったのが原因。
とりあえず、この4つの可能性のなかで、手っ取り早く確認できるのは4番目。
今日は午後出勤だったので、通勤前にちょいとバイクいじり。
まずはアクスルシャフトを固定しているボルト類、フォークのブレースなど全て緩め、アウターチューブをテンションフリーにする。インナーチューブはステムのアンダーブラケットに固定したまま。ここはフリーにする意味は無い。
その状態で。。。。
前輪を2.3回、蹴っ飛ばす(笑)
ついでに各部パーツ接点をプラハンマーでコンコンと叩く。
で、緩めたボルト類を改めて締め込む。
さて、それなりにフロントフォークをストロークさせながら走ってみる。
あら、漏れが留まったような。。。。
超うす〜〜く滲みが見えるような気もするが、今までの「ヨダレ」は無くなり全然マシに。
ん〜〜〜。。。
つまりこれは、世に言う「整備不良」ってヤツだな。
まったく、整備したヤツに一言 言ってやりたい。
ちゃんとしろ
・・・・・はい・・・・スンマセン(大汗w)
でもまだ完治じゃない。
他のどの可能性も棄てきれないわけで、yochiさんアドバイスにも対応すべく、新たにオイルシールも入手しました。これまでの漏れ走行でシールも片摩耗しているかもしれないし。
メッキを再メッキするのは予算的に今は無理なので、まずはフォークをバラシて再組み込みをする。
でもドーナツ型のシール打ち込み専用工具は持ってないので、やはり同じ方法でアウターにシールと同サイズのソケットで打ち込む事になるのですが、今度はもう少し慎重に、グリスもしっかり塗布してやりなおそう。
出勤前に、1500kmほどの走行で減ったエンジンオイルを少々足す。
が、元気にスタートしたとたんに、止んだはずの雨がまたも。。。
すぐさま帰宅して、結局電車で出勤w
あ〜〜つまらんっっw
何って、緑の壁の中で仕事するのが(笑)
クリスマスですね〜〜
働き者のスタッフのために、予算つかってツリーでも飾っときますかww
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by moto-rs | 2013-12-20 21:44 | メンテナンス