解説:タペット/バルブクリアランス調整
さて、
本日、シリンダースタッドの増し締めをするタイミング。
先日bobさんからご依頼の「バルブクリアランス」またの通称を「タペットクリアランス」=以降 "バルブクリアランスと呼びます"の調整について、もっと詳しく!ってな事で、ここで「素人の素人による素人のための」おせっかいすぎるほど親切な解説を致しますw
まず、機械いじりは道具あってなんぼです。
バルブクリアランス調整に必要な工具一式
・ペンライト
・シックネスゲージ(0.10 - 0.15 - 0.20 - 0.25 が網羅されているもの)
・六角ソケット(12mm 13mm 15mm)*12角ではなく六角推奨
・ラチェットレンチ
・トルクレンチ(10Nm〜35Nmが網羅されているもの)
・コンビレンチ(10mm 12mm)
・プラグレンチ
・ゴムハンマー
・エクステンション(10cmか15cm程度)写真なし
上死点が出ているかどうかは、このように確認。(動画)
左右のロッカーアームを指で動かしてみて、カタカタと動くどちらか(右か左)が上死点が出ている(吸気&排気バルブが閉じきっている)事になる。
その時 反対側は、上死点が出ていないので、
このようにロッカーアームにクリアランスが無く動かない。(動画)
ということで、上死点が出ている方(カタカタする方)から作業します。
今回は左側からです。
ちなみに、クリアランスがつまり切っていますと、左右どちらもカタカタいわない場合があります。
左右どちらかの、バルブスプリングの押しの弱い方のロッカーアームのロックナットを緩めます。
ロッカーアーム縦方向のクリアランスを確認調整したら、バルブクリアランス調整へうつります。
ロッカー全体の解説です。
続いて反対側(右側)の上死点を出します。
Twitter ID Bonne38 (記事更新をツイートしてます)
by moto-rs | 2016-01-04 02:25 | メンテナンス