帰ってきた電子進角IGトリガー/米vs独
先週ビーマーさんに出していた、電子進角IGトリガー・一式が戻ってきた。
我が家を出るときは黒かった子が。。。
帰ってきたら白くなってました(笑)
この一連について。
巷で騒がれて?いた、モトワークス製の電子進角イグニッショントリガーのコントロールユニットに関する不具合。
いわゆる、規定値である3000rpmでZマーク(進角)が止まらなくてなならないのに、更に進角が進みすぎてしまう件。motoの手元にきたモノも、その症状が出ました。いくら調整しても、Zがそのまま上がっていき、40度〜くらい?まで行く。
過去に、モトワークスのこのキットのコントロールユニットのプログラムに、進角不具合製品があったのは有名な話のようで、まずは改めてコントロールユニットを改善済ロットの新しいモノに交換いただき(初回も改善済ロットでした)、 再度試したが同じ。そしてもう一度新しいものにしたが、それも同じ。
ビーマーさんより、これはコントロールユニットの問題ではないのかもしれない。トリガーユニット・一式でチェックしますとの事で、丸ごと返品して確認をしていただく事に。
基本的には、信号を送るだけのポイントの役目を果たすトリガーが不具合を起こすことは考えにくく、今まではコントロールユニットの問題であると考えられていたが、今回トリガー含めてチェックしていただいた結果、不具合はトリガー側にあったとの事。
※普通にコントロールユニットの問題で、交換改善のケースもあります。
もともと、この電子進角式トリガーの初期ロットは、Honey-well製のセンサーが内蔵されていたが、2013年春頃にそのセンサーがメーカー廃盤となり、新しいロットでは独Siemens製のセンサーが採用されているとのこと。
motoが最初に手に入れた黒いトリガーはそのSiemens製のセンサー内蔵型でした。
ビーマーさんからのご報告によると、このSiemens製のセンサーが、どうやら不具合を起こし、作動中によけいな信号を出し、点火タイミングを進角させていたとの事。これは希な話なようです。
容疑者だったコントロールユニットには、問題はなく正常だったとの事。
今後、製造メーカーにクレーム対応を促し、改良を求めるそうです。
ということで、正常動作を確認できている、Honey-well製センサーを採用していた初期ロットのトリガーに交換して頂いたので、色が白くなってきた訳です(笑)
取り付け痕。
コントロールユニットと併せ、実車装着確認もしていただいています。
もちろん、新型のSiemens製センサーのロットが、全て不良なわけではないと思います。
motoのがたまたま不良だったのかもしれない。
でも、このモトワークス製トリガーキットで、同じように進角が止まらない症状が出ている方が、ブログなどを見る限り多数いらっしゃるようで、コントロールユニットの交換で直らず、そのままにしている人も多く。
そのままでも普通には吹け上がるので、エンジンコンディションに体感影響が無いようにも感じてしまうのですが、進角行き過ぎは絶対NGだそうです。
その場合、次はトリガー本体の不良を疑ってみる事も必要かもしれません。
今回は、ビーマーさんの手厚いカスタマーサポートに感謝です。
個人輸入では、語学と国民性から、なかなかここまで丁寧に要因を突き止められない事が多い。
追記:
時間ができたので取り付けて進角調整・チェックした。
バッチリ!! 1000回転でSマーク静止、ゆっくり上げて3000回転でZマークはホール中心で静止、そのまま回転上げてもZマークキープ!!
いや〜〜やっと探して求めていたZマークに出会えたよw
うれしいw
お仕事バイクでいっちゃおうかw
■プチ雑学
初期ロットのセンサーメーカー、Honey-wellは、米国の宇宙工学、軍需産業関係のメーカーらしい。
後期ロットのセンサーメーカー、Siemensは有名ですね。情報通信機器、鉄道技術などの老舗メーカー。
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by moto-rs | 2014-08-30 13:21 | メンテナンス