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メンテナンスの基本です。

我がシャチ号のブレーキの調子を取り戻すべく、これまでのブレーキメンテナンスでは、キャリパー分解清掃&シール類をリペアし、ブレーキオイルを入れ替え、歪んだディスクを交換してきた。

これによりパッドの戻りも良くなり、ディスクのジャダー症状も完全に解消し、普通にフロントブレーキとして使える状態にはなった。やれやれ良かった良かった、と思ってはいた。

が、正直なところそのブレーキタッチにはまだまだ不満が残っていた。
それこそ現代のハイスペックブレーキでは無いので、カチ!って効きは期待できないのだが、RSのブレーキは腐ってもかのブレンボだ。もうちょいこのグニャグニャっとした甘いレバータッチを改善できないものか?と。

ブレーキラインをステンメッシュに変えるか、マスターシリンダーのピストンを新品にするか、次なる対策を色々考えるが、そもそもマスターシリンダーのピストンの状態はどない事になっとるか見てみよう。と、今朝仕事場のPでブレーキレバーを外してみた。

メンテナンスの基本です。_f0310771_1642656.jpg


古いグリスが完全に機能を失い、ゴテゴテのベチョベチョの、うちの子が大好きなフレーク入りコーラ グミみたいw になってた。。ピストン側も同様だった。これじゃレバーがピストンを適確に押していないのは明らか。

レバー周辺はブレーキ操作の第一アクション部。不具合メンテの基本の基本だ。

なんで最初にここを見なかったのか!!

勿論、これまでの各部清掃交換メンテナンスは必要にして行いその効果はあったわけだが、ここがダメではそもそも効果も半減というわけです。

レバーと、シリンダーピストン周辺の古いグリスをキレイに清掃して、新たにシリコングリスアップ。
組み付けてレバーを握ると、なんとまあステキなレバーフィール。今までは握ってから効くまでに無駄なグニャっとしたインターバルがあり、戻りもスニャっと頼りない感じだったが、クイッ、クイッ、とリアルタイムで握り〜戻しができるようになった。

初心忘るべからず。

バイクに不具合を感じたら、あちこち難しいところをイジくる前に、何事も、まずは一番ライダーに近いところから確認、点検です。


はい。一番近いところ・・・・・

つまり、まず最初に疑うべくは、バイクではなく、乗り手に問題はないのか? だったりもします(汗)


日々勉強です!





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by moto-rs | 2013-12-02 16:59 | メンテナンス